自転車に乗り始めた2009年秋。
初心者の僕は、自転車関連の本を読みあさっていました。
どの本もとっても面白く、自転車への熱が熱くて、超おすすめ。
まだ、読んだことなくて興味の湧いた本があったら、ぜひ読んでみてほしいです。
自転車で遠くへ行きたい。
以前1日100km、2日で200kmのロングライドに行ってみたもののそれ以降が続かなくて、というかむしろ「もう嫌だ。」って思っちゃったくらいで、なかなかまた長距離を走りたい気分になりませんでした。
(20〜30kmくらいならまだ走れそうな気がする。)
そこで、他の人はどういったモチベーションでロングライドをしているのか知りたくなって、この本を図書館で借りてみました。
本を読んで思ったのは、
僕は自転車を移動手段として考えているけど、この本の作者は自転車に乗ること事態を目的としているような気がします。
僕は城や史跡に行きたい、という場所の目標があって、そこ行くための移動手段の一つとして自転車を選択しています。
これって別に自転車じゃなくてもいいなって思ってしまっていて、甲賀に行ったときは、自転車から見るバイクや自動車がうらやましく思いました。
エンジン乗ってる乗り物すげーって思っていました。
この本の作者のように、自転車に乗ること自体をもっと楽しめるようになれれば、もっと自転車が好きになれるかなぁ。
ロングライドが楽しくなれるかなぁ。
あと、
僕は仕事でMacintoshを使っているけど、ロードレーサーに対して持っている感覚と同じものを、ずっと前からMacintoshに対して持っていた。
中略
自分が使いやすいように自分好みにカスタマイズしていくほどにMacintoshと僕の感覚は近くなり一体感が生まれてくる。それはロードレーサーのパーツを交換し、高さや位置を調整し、脚力に合わせてギア比を変えて自分の身体との一体感を高めていくプロセスに似ている。そしてどちらもインターフェイスは極めて直感的だ。
にすごく同意。
ロードバイクとMacは似ている。
僕が持っているのはクロスバイクだけど。
★★★★★
自転車ツーキニスト
自転車とそれを取り巻く環境をテーマにしていて、読みたい感じの本ではなかったけど、文章が面白くて読みやすかった。
書かれた当時が1999年で10年前のことなのに、「不況」とか「環境問題」とか、今と大して変わってない。
多分、また10年後に読んでも、大して変わってないんだろうなと思う。
そういう意味で、また読みたい本。
スティーブ・ジョブズの言葉が引用されていて、
80年代の終わりに、アップルコンピュータ社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏は、インタビュワーに問われて、パーソナルコンピュータの理想像を「自転車のようなコンピュータ」だと言った。
人は、世界一足の速い人間がどんなに速く走っても時速40kmを超えられないが、自転車に乗ればそれができる。しかもそこには人力以外の動力はまったく必要ない。つまり自転車は人間が元来持っている能力を無駄なく引き出しているだけなのだ。中略
例えば文書を書く、企画書をまとめる、そういった際に、コンピュータが答えを教えてくれるわけではない。しかし、本来の人間の能力をより効率的に発揮できるような道具。それがパソコン、つまりマッキントッシュコンピュータだとぶちあげたものだ。
だそうだ。
なるほどなー。
Macと自転車は似ている。
うまいこというなー、ジョブズ。
★★★★★
ロングライドに出かけよう
「自転車で遠くへ行きたい。」の続編。(多分)
6人のロードレーサー乗りのインタビューがあるので、前作よりたくさんの価値観にふれられる。
うん、みんな距離感が壊れてました。
「距離感が壊れてる」はロードレーサー乗りへの褒め言葉らしいです。
★★★★☆
ビジュアル版 ロングライドの世界
78,000円のロードバイクが紹介されてた。
僕が買ったクロスバイクが5万円だったから、少し上乗せすれば買えたなぁ。
けど、ロードバイクを買ったら買ったで、もっといいやつを欲しくなるんだろうなぁ、きっと。
78,000円のロードバイクはこれ。
2009 LOUIS GARNEAU /ROAD-SPORTS/LGS-CR22
★★★★☆
自転車生活の愉しみ
前半は自転車の種類や部品の種類、メンテナンス方法の話だったりと、他の本でもよく見る話だった。
後半のオランダやドイツの自転車先進国の話は面白かった。
日本は自転車利用が遅れてるんだなぁ。
日本も「脱クルマ依存社会」して欲しい。
後半の海外の話はもっと読みたい。
それだけの本があればいいのに。
★★★★☆
以上、自転車関連本おすすめ5冊の紹介でした。