アートポスターを欲しいと思った経緯
現職のロコタビは創業当時からフルリモートで、ミーティングはほぼ常にオンラインで行っていました(元代表て現会長と私は名古屋在住なので、 1on1 のときだけスタバでやっていたけど、コロナの影響でそれもやりにくくなりました。。)。
ビデオのオンオフも割と自由で、基本的にオフにしていることの方が多かったように思います。仮にビデオをオンにするミーティングがあったとしても、いつも一緒に仕事をしている見知った人たちなので、相手側の画面に何かが写っていたとしても、特に気にするようなことはありませんでした(最低限、「自分の部屋が散らかってないか」くらいは気にしていましたが)。
そうこうしているうちに、コロナの影響でいろんな会社がリモートワークになり、最近ではリモートワークも当たり前になって、外部の方とのミーティングをオンラインで行うことが増えてきました。といっても、私の仕事の担当範囲では、外部の方とミーティングをする機会はそれほど多くないですが。
そんな中でも、たまに外部の方とミーティングをしたときに、相手の部屋の後ろの壁におしゃれなアートとかが飾ってあると「かっこいい!素敵!私もこんな素敵な部屋で仕事をしたい!」と思ったりすることがありました。
そんなことが何度かあり、改めて自分の仕事部屋でオンラインミーティングをしているときの私の背景部分を見てみると、ただただ白い壁紙と、ダークブラウンな扉がちょこっと映っているだけで、とても味気ない背景になっていることに気がつきました(私は普段はリビングで仕事をしているのですが、ミーティングのときだけ仕事部屋に移動します)。
つまり、下記のような感じになっています。
前述の通り、右側に白い壁紙と、左側にダークブラウンの扉しかない。これはさすがに味気ない。。
そしてアート探す日々
以前から「壁にアートを飾る」ことに興味はあったのですが、「アート」と一口に言ってもとても広くて奥が深い世界ですし、有名なアーティストの原画とかは手が出せるような金額ではないですし、実際に飾るなら自分の好きなアーティストとかテイストのものとかを飾りたいし、部屋のテイストとあうものを飾りたいし、どうやって「壁に飾るアート」を探したらいいのかすら分からない状態でした。
そんなときに、以前、アーロンチェアを買った(改めて調べたら2014年5月ごろのことでした) case study shop nagoya さんのブログを読んでたら、ダネーゼ社のアートポスターで、「洋梨柄」と「りんご柄」の大きなポスター(ポスターだけで「幅1,120mm x 高さ1,120mm」なので相当でかい。うちの三歳半の息子が現在の身長が100cmをちょっと超えるくらいなので、ちょっと大きめの年少さんくらいのサイズ。でかい)があるのですが、それの小さいサイズ(50cm x 70cm)が発売された記事(2020年12月7日の記事)を読んで、「これくらいのサイズ感なら部屋に飾るのにちょうどいいかもなー」と思っていて、それから少しして、同じく case study shop nagoya さんのブログ記事で「洋梨柄」と「りんご柄」のアートポスターと同じデザインのA6サイズのノートのプレゼント企画(2021年1月24日の記事。プレゼント企画は終了済み)をやっていて、そのブログ記事でその「A6サイズのノートをポストカードサイズのフレームに入れて飾る」ことを提案されていて、「同じことをやりたい!私は洋梨柄のアートポスターが欲しいから、ノートはりんご柄をもらって、横に並べて飾りたい!」と思いまして、それが欲しいと思ったら、もう欲しくて欲しくてたまらなくなって、数日後には購入を決めていました。
アートポスターを飾る前と飾った後
アートポスターを飾る前の画像はすでに紹介しましたが、比較しやすくするためにもう一度、掲載します。こちらです。
そしてアートポスターを飾った後の私オンラインミーティング中の私の画面はこうなりました。
オンラインミーティング中に映る画面側からではなく、直接壁側を見ると下記のような感じです。
どうでしょうか。味気なかった背景がこんなに素敵になりました!
ちなみに、購入時の価格はフレームとセットで「37,180円(税込)」。ポストカードサイズのフレームは「3,300円(税込)」。A6サイズのノートはプレゼントなので無料。
前述のようにダネーゼ社のポスターは決して安いものではないのですが、手が出せないほど高いものでもありません。これは該当商品を買ったあとで知ったことなのですが、これまた casestudyshop nagoya さんのブログ記事で「ダネーゼ社の製品はプロダクトでもありアートでもある」と説明されています。
今回購入したアートポスターを「アート作品である」と捉えると安い部類だと思います。あくまで個人の感想ではありますが、それなりに高いですが、私のような一般社会人でもお小遣いで買える程度には安いです。アートは際限ないですし。
上記のブログ記事では「プロダクトとアートの間にあるのがダネーゼ社の製品」とも説明されています。
また、ダネーゼ社で作品を販売しているブルーノ・ムナーリさんは「美術は一点ものではなく、多くの人の手に渡るのが良い。」という言葉を残しているそうです(ちなみに、今回購入したアートポスターの作者はエンツォ・マーリさんなので、別の方の言葉です。どちらの方もダネーゼ社から自身の作品を販売されています)。
そういったこともあり、現代の一般住宅に住む、ごく一般的な年収(のはず)の私はこうしてエンツォ・マーリさんアートポスターを手に入れて、味気なかった壁に彩りのあるアートポスターを飾ることができました。
参考: ダネーゼはアートでもありプロダクトでもある|case study shop nagoya Blog ミッドセンチュリー期の家具専門
このアートポスターの気に入っているところ
後日、別のブログ記事として他に検討したアートポスターを紹介する予定でいますが、他のアートポスターは「作者」または「そのアートポスター自体」の主張が強かったりして、特に文字や文章が書いてあると、その文字や文章を読んじゃうんですよね(もちろん、そうでないものもたくさんあります。そういった私が個人的に気になっているアートポスターのいくつかを後日のブログ記事でご紹介できればと思っています)。
当たり前ですけど、大抵、意味のある文章とかが書かれていて、例えば下記の 7e8 デザインの作品の一つのヘミングウェイの「老人と海」の一説「EVERYDAY IS A NEW DAY」と書かれたアートポスターがあり、読んで字の如くではあるのですが、訳としては「毎日が新しい日なんだ」となります。
「老人と海」は中学校だったか高校だったかの国語の授業で一部分を読んだ記憶がある、くらいで、ヘミングウェイにもそれほど思い入れもないですし、「EVERYDAY IS A NEW DAY」と書かれたポスターが壁に貼ってあって、毎日目にすることを想像すると、ちょっと気が滅入るな。。と思ってしまいます。。
「EVERYDAY IS A NEW DAY」のセリフが登場したときの前後の文脈は忘れてしまいましたが、壁に飾られた「EVERYDAY IS A NEW DAY」のアートポスターを見るたびに、
「お前の毎日は、毎日が新しい日なんだ!過ぎ去ってしまった昨日と違う、新しい何かがまた新しく始まる日なんだ!そんな新しい日を全力で楽しめ!昨日とは違う新しいことに挑戦しろ!」
みたいな新しい日を楽しむことや新しい何かに挑戦することを強要されるような気分になって、
「いやいやそうはいっててもさ、ただただ昨日と同じ毎日が過ぎ去っていく、何も変わり映えしない日が続いていくこともあるよ、あるんだよ。。」
って思っちゃって、いつかそのアートポスターを外してどこか見えないところに隠しちゃいそうな気がするんですよね。。私が考えすぎで、捻くれているだけかもしれませんが。。
その点、今回購入した「洋梨柄」(と「りんご柄」)のアートポスターは、それ自体は何も語りかけてこないというか、ただそこに緑色の洋梨が描かれているだけ、隣には赤色のりんごが描かれている描かれているだけなので、その「何も語りかけてこない感じ」がとても気に入っています。
楽しい気分の日も、悲しい気分の日も、イライラしている気分の日も、ただそこに洋梨とりんごがあるだけ。それを見て私が何かを思うことはあるかもしれませんが、「緑色の洋梨だなー」とか「赤色のりんごだなー」くらいしか思えることはないので、そこにメッセージ性がないのはとても良いです。作者のエンツォ・マーリさんにはあったのかもしれないですが。ただ、この「洋梨」や「りんご」のイラストはエンツォ・マーリさんの奥さんの絵本の挿絵に使われていたものらしいので、「洋梨」や「りんご」以上の意味は当時の時点でも無かったんじゃないかなと想像をしています。
以上、私がオンラインミーティングのときにおしゃれな部屋で仕事をしている風に見せたいためにアートポスターを買った話でした。どなたかのご参考になれば幸いです。
あと、「僕/私はこんなアート/アートポスターを飾っているよー!」っといった情報というか、僕/私のアート/アートポスター自慢もコメントなどで聞かせてもらえると嬉しいです。
次回のブログ記事では、今回は購入しなかったけど、検討時の候補に上がったアートポスターをご紹介できればと考えています(予定。急に別のブログ記事を書きたくなるかもしれないので)。