MacBook Pro のファンがうるさいから底蓋を開けてエアーダスターで掃除したらファンが静かになった」という記事をどこかで読んで(どこで読んだかは失念。。)、実際に自分でもやってみたら、ファンの音がだいぶ静かになった

以前は MacBook Pro を再起動すると、自動で立ち上がるときのウィンドウの復元などなどで、起動や復元に時間がかかるし、ファンがうるさいしで、再起動めんどくさいなーっと思うことが多かった(そんなに再起動する機会はないけれども。。)けど、ファンは静かになるし、動作も気持ちサクサク動くようになった気がするので、掃除をしてよかった

ただ、掃除というか、裏蓋を外すのがめちゃくちゃ大変だった。

掃除した MacBook Pro のスペック

掃除した MacBook Pro のスペックは下記の通り。

  • MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 ports)
  • プロセッサ: 2.3 GHz クアッドコアIntel Core i7
  • メモリ: 32 GB 3733 MHz LPDDR4X

(プロセッサやメモリは掃除にはあまり関係ないけど。。)

私はこの MacBook Pro を発売日(調べたら2020年5月4日の現地時間に発売だったらしい。日本だと2020年5月5日かな)くらいに買ったので、約1年11ヶ月、もうすぐ2年使っていたことになります。

MacBook Pro の掃除に使った道具たち

MacBook シリーズは、どうやら2016年のモデル以降で裏蓋の開け方が変わったらしく(どこかの記事で読んだ。どの記事だったかは失念。。)、とにかく裏蓋を開けるのに苦労した。

裏蓋を開けれたら、あとはエラーダスターなりマイクロファイバークロスなどで掃除していくだけ。

今回の掃除で利用した道具は下記の通り。

ペンタローブドライバー

TPEKKAプレシジョン1.2mm 5ポイントペンタローブドライバー、Macbook Pro、Air、Retina用の新しいペンタローブ1.2ドライバー11 13 15 [S2鋼]

MacBook Pro 13-inch 2022(他の最近のシリーズもそうだと思うけど)の裏蓋のネジは星形なので、 ↑ のような星形のドライバーが必要。ネジ穴のサイズは「1.2mm」(ペンタローブドライバーは確か二種類くらいサイズがあるので、要注意)。購入時の価格は「447円(税込)」。

バキュームリフター

スリーアキシス(three axis) バキュームリフターミニ2個組 最大耐荷重2kg 15901

MacBook Pro 13-inch 2020 h裏蓋のネジを外しても、裏蓋が浮いてくるとか、引っ張ると裏蓋が外れるとかはないので、 ↑ のようなバキュームリフター( ↑ の場合は黒い部分が吸盤になっていて、結構な力で吸い付いて、取っ手部分で引っ張ることができる道具)がないと裏蓋を外すことができない。

私は ↑ 2つセットのものを買った。多分、両サイドから引っ張らないと外れなさそうな気がしたので。結果的にはバキュームリフターは1つでも良かったかもしれない。後述するけど、裏蓋は少し隙間が開く程度に浮かせるだけなので。購入時の価格は「706円(税込)」。

あと、「バキュームリフター」を Amazon で検索すると前述の商品以外にもにもたくさん安いのとか出てくるけど、レビューを読むと「吸着力が弱い」などと書かれていたりするので、ちゃんと吸着力の強いものを選ぶ必要がある。

私の買った前述の商品は特に問題なく MacBook Pro の裏蓋を開けることができた。

エアーダスター

エレコム エアダスター 逆さ使用OK 350ml ECO (フロンガス不使用) ダストブロワー AD-ECOMT 3本

私は上記の商品が手元に余っていたのでそれを使ったけど、風圧が強ければなんでもいいと思う。

マイクロファイバークロス

レック 激落ちクロス マイクロファイバー 10枚入 & 激落ちふきん お徳用 5枚入【セット買い】

私は上記の商品が手元にあったから使ったけど、ほこりや汚れが落とせれば、端切れでもなんでもいいと思う。

MacBook Pro 13-inch 2022 の裏蓋の外し方

ペンタローブドライバーでネジを外す

まずはペンタローブドライバーで裏蓋のネジを外します。

MacBook Pro を裏返すと、下記の6ヶ所にネジがついています。上側の2つのネジと下側の4つのネジは長さが違った気がするので、あとで取り付けるときに間違えないように保管しておきます。

MacBook Pro 13-inch 2022 の裏蓋のネジの位置。

ペンタローブドライバーはこういうやつ。

これがペンタローブドライバー。
ペンタローブドライバーのドライバー先部分。

ペンタローブドライバーのドライバー先部分。見難いかもしれないけど、ドライバーの先の部分が星形( “penta” = 「5」を意味するギリシャ語)になっている。

バキュームリフターで裏蓋を少しだけ開ける

バキュームリフターを裏蓋の下の方の両隅に取り付けて、真上方向に引っ張ると少しだけ裏蓋が開きます。この時点ではここまでしか開きません。

バキュームリフターを裏蓋に取り付けた様子。

バキュームリフターはこんな感じで取り付ける。そして真上に引っ張り上げる。その時、裏蓋部分だけを持ち上げたいので、本体部分は余っている指とかで押さえておく。

ヘラのような道具で裏蓋の上の方のロックを解除する

ヘラのような道具(下記の画像参照)を少しだけ開いた裏蓋の隙間に差し込んで、裏蓋の上の方まで差し込んだまま移動させて、ヘラを押し込んだりテコの原理で裏蓋が持ち上がるようにしたりして、グリグリやります。

なぜこの作業が必要なのかというと、裏蓋の中央あたりに2ヶ所、ロックのようなものがついていて、こういった道具でそのポイントに力を加えないと外れないためです。

iPhone SE のバッテリー交換キットについてきたヘラ。
Phone SE のバッテリー交換キットについてきたヘラを横から見てみたところ。
ロックは赤い丸部分あたりについているっぽい。
ヘラでグリグリしようとしている様子のイメージ。この写真は裏蓋のネジを停めたあとに撮ったので、あくまでイメージです。。

私は少し前に親にプレゼントした iPhone SE 第一世代のバッテリーを交換した際に、交換キットにこのヘラがついていたので利用しました。こういったヘラがあると、ロックを外すのにとても便利です。

DIGIFORCE for iPhone SE バッテリー 大容量 互換 1850mAh PSEマーク表示 説明書 工具付 T2

裏蓋を開ける

ロックが外れたら、裏蓋は外れると思います。外すときの注意点としては、裏蓋の上の方に爪のようなもので本体と裏蓋が引っ掛かっているので、裏蓋は少しだけ開いた状態で、写真で見て手前方向に引っ張ると良いと思います。

矢印の方向に引っ張る。

特にファンの部分に埃が溜まっているので、エアダスターで掃除したり、裏蓋部分はマイクロファイバークロスで掃除したりします。

裏蓋が開いた本体。マークをつけた部分がファン。ファン以外の部分もホコリがいっぱいついているので、まずはエアダスターでホコリを吹き飛ばす。
裏蓋の内側の様子。中央のマーク部分がロック部分。上側のマークが爪の部分。すでに綺麗になっている気がするので、エアダスターやマイクロファイバークロスで綺麗にしたあとに撮った写真だと思われる。

裏蓋をネジで留める

掃除が終わったら、裏蓋を閉じて、ネジを留めます。前述のように、場所によってネジの長さが違った気がするので、ネジの場所を間違えないようにペンタローブドライバーでネジを留めて完了です。

再起動するとファンが静かになった気がする!

掃除が終わって、裏蓋のネジも留め終わって、 MacBook Pro を起動してみると、ファンの音が静かになった気がします!気のせいかもしれませんが!でも、実際にファン部分のホコリを掃除したので、ファンの音が静かになるくらいの状態にはなっていそうな気がします。ファン部分にホコリがついてたら、多少、ファンの音が大きくなるでしょうし、冷却効率も悪くなるためファンが多く回ることもあるでしょうし。


以上、 MacBook Pro 13-inch 2020 の裏蓋を開けて掃除してみた話でした。どなたかの参考になれば幸いです。

参考

下記のブログ記事がとても参考になりました!